Kitchen

リビングに寝そべる子供たちや
ダイニングでパンをかじる夫を
そっと見守ることができる我が家のキッチン
家族みんなが同じ空間を共有することが出来る家
それは妻として母として本当に幸せな光景なんです

 もともとインテリアに興味があった和子さんは、主婦業をこなすかたわら家業を手伝い、家具や雑貨の仕入れ、
手作り教室の企画など、次々と精力的にこなしてきました。数年前には、夜間のスクールに通ってインテリアコー
ディネーターの資格まで取得。念願のカントリーハウスを建てた今は、多くの友人が夢をかなえるべく和子さんに
相談しに来ます。「うちの家具はほとんどが組立式のキット。私が自分で色を塗ったりしているの」と住まいのあ
ちこちに見え隠れしている、家作りを楽しむ姿勢を見てもらうことにしています。
 仕事の忙しさに加えて、子供たちも受験や進学を控えた日々。家族がゆっくり顔を合わせられるのは、ほとんど
ないのが現状ですが、対面式のキッチンは、細切れ時間をコミュニケーションのひとときに変えてくれます。思い思
いの場所でくつろいでいても、常に家族の気配が感じられるのは、和子さんにとって何よりうれしいこと。「あそこに
はこんな雑貨を置いて、ここには・・・」部屋を見回しては、目を輝かせる和子さんですが、目には見えない大切なも
のー「ぬくもり」と「やすらぎ」は、いち早く手に入れたようです。

←クッキングヒーターのまわ
りには、油汚れがつかないカ
ルチャーブリックを張り、ハン
ギングシェルフで小物を整理。

→壁の厚みを生かした飾り棚
は家具を増やしたくないキッチ
ンに。雑貨はゴチャつかない
ように白で統一。

←キッチンからは畳のリビ
ング、ダイニング、サンルーム
までが見渡せる。料理をしな
がらテレビも見れる。

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